マサキの部屋

特撮・ドラマ・映画その他もろもろについて語ります

レインボーマン 殺人プロフェッショナル 殺しの流儀〜エルバンダ編〜

久しぶりにレインボーマンの記事を書きたい。

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今回は殺人プロフェッショナルのひとり、電流人間(スパークマン)エルバンダについて語りたいと思う。

レインボーマンの記事ばっか書きすぎじゃね?と思われるかもしれないが、それは仕方がない。だってレインボーマンはそれくらい語ることが多すぎるのだ。いやもう、ポケモン大好きクラブの会長のように語彙力が無くなるくらい好きなのだ。多分しばらくしたら、またレインボーマンの記事を書くと思います。

そのエルバンダは殺人プロフェッショナルのなかでも、ガルマと双璧をなすキャラ立ちをした怪人である。まぁ、いろんな意味でも怪人なのだが。

エルバンダの殺しの流儀

エルバンダは第20話「M作戦をぶっとばせ!!」と第21話「電流人間(スパークマン)をやっつけろ!!」に登場する、7人の殺人プロフェッショナルの6人目の殺し屋で、リーダー・魔女イグアナの息子である。以前の記事でも書いたが、エルバンダの父であり、イグアナの夫はいったいどんな人物なのであろうか?

エルバンダは電流人間という名の通り、両手をクロスをさせることで強烈な放電攻撃を行う。その威力は人間を丸焦げにするほどで、標的レインボーマンを苦しめる。放電攻撃の他に、円盤状となって飛行する能力も持ち合わせている。また、レインボーマンの遠当ての術も通じないという、なかなか厄介な相手である。エルバンダの放電攻撃の威力だけを見れば殺人プロフェッショナルのなかでもかなり高い方だと思う。

だが、以前の記事で書いた通り、エルバンダはキャラクターのクセがすごいのだ。

レインボーマンとの初戦、エルバンダは意気揚々と出陣し、必殺の放電攻撃でレインボーマンを翻弄。それも束の間、レインボーマンに攻撃を避けられて蹴りを喰らってしまい、そのまま川に転がり落ちて漏電。エルバンダは戦闘不能に陥り、母親・イグアナに「マ〜マ」と叫んで助けを求める。イグアナの魔力によって基地にテレポートされ命拾いはしたものの、レインボーマンとの初戦では呆気なく敗北するエルバンダであった。

その一部始終を見ていた死ね死ね団の首領・ミスターKはエルバンダの醜態を、母親のイグアナに対して「これはどういう事だ」と苛立ちを隠せない様子であった。さらにミスターKはエルバンダ二度目の出陣の際に「はやく、アレを出発させろ」とイグアナに命令。エルバンダはミスターKに"アレ"呼ばわりされてしまっている。そんなエルバンダはイグアナに「頑張るよ、ママ!!」とやる気満々であった。

ちなみに、二度目の戦闘はエルバンダ優勢であったが、レインボーマンの術によって結果的に吹き飛ばされて中断。だが、エルバンダの放電攻撃はレインボーマンにダメージに与えており、レインボーマン=ヤマトタケシは体の痺れに苦しめことになった。

そう、エルバンダはマザコンである。ここまで露骨なマザコンの怪人はなかなか存在しないだろう。

3度目の出撃の際にエルバンダはイグアナに戦利品として、レインボーマンの丸焼きを化粧道具としてプレゼントすることを約束(一体どんな化粧道具なのだろうか?)。そして、ミスターKはその意気だぞと激励。あのミスターKが優しくなった!!

エルバンダにやられっぱなしのレインボーマンではない。レインボーマンは七つの超能力を駆使する歴戦の英雄(ヒーロー)なのだ。エルバンダは三叉槍と剣を携え、レインボーマンに最後の戦いを挑む。それに対し、レインボーマンはアレだけ苦しめられたエルバンダの放電攻撃に、毒を以て毒を制するように同じく電気で対抗するのだった!!

 

やはりエルバンダは存在感はその他の殺人プロフェッショナル達よりも抜きん出ている。そう最初に言った通り、いろんな意味でも怪人なのだ。

そんなエルバンダは"日本人抹殺を企む秘密組織・死ね死ね団"に所属している。死ね死ね団組織力の凄さはエルバンダという突飛な存在が所属することで証明されている。まぁ、母親である魔女イグアナが所属してること自体凄いが。

また、エルバンダの登場する第20話「M作戦をぶっ飛ばせ!!」はM作戦のニセ札による日本経済混乱を解決するために、ヤマトタケシ=レインボーマンが国会議事堂に単身に乗り込んで、大臣に死ね死ね団の陰謀を訴えるという、「レインボーマン」を象徴するシーンが描かれた回でもある。突飛な部分と真面目な部分のギャップが凄い。

エルバンダとレインボーマンの戦いは東宝の光化学合成で演出され、「レインボーマン」では珍しく、実に特撮番組らしい戦闘シーンあった。そして7人の殺人プロフェッショナルという怪人達とレインボーマンというヒーローの戦いが描かれたM作戦編は「レインボーマン」のシリーズの中でも、屈指の人気を誇っている。

 

そんなエルバンダを演じたのが大月ウルフ氏である。大月ウルフ氏の怪演が凄い。

大月ウルフ氏は特撮界の名バイプレイヤーで、基本的に"怪しい人物"を演じてきた。制作会社に限らず、数々の特撮番組に出演し、その出演作は枚挙にいとまがない。そして今回のエルバンダ役はまさにその最たる物と言えるだろう。また、「レインボーマン」の同シリーズ、川内ヒーロー三部作の「コンドールマン」(東映)にもサラマンダー=J・ゴードン役で出演。「コンドールマン」でも大月ウルフ氏は怪しい魅力を発揮していた。ちなみに、サラマンダーは今年の始まりに数十年ぶりに脚光を浴びた?怪人ゼニクレージーの上司にあたる怪人である。

大月ウルフ氏の魅力はなんといっても野太い声と奇怪な笑い声である。本当に怪演というのを地で行っている。エルバンダは殺人プロフェッショナル達のなかではマスクをせず、衣装とメイクのみである。これだけでも、怪人として成立するから凄い(ヘロデニア3世も同様)。

 

レインボーマン」の魅力はこれまで何度も語ってきたが、シリーズ屈指の人気作・M作戦編に登場する7人の殺人プロフェッショナル達は「レインボーマン」の魅力の一部である。その殺人プロフェッショナル達は「レインボーマン」という番組に、怪人との戦いという特撮番組のスタンダード的手法をもたらした。さらに殺人プロフェッショナル達はどれもクセの凄い者ばかりであった。

レインボーマン」は昭和に産声をあげた特撮番組のなかでも、オンリーワンの輝きを放っている。私にとって「レインボーマン」は噛めば噛むほど味のする、そんな作品である。そして、私はまだ「レインボーマン」を語り尽くしてはないのだ。

 

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